有職京人形司 大橋弌峰 OHASHI-IPPOU

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五月人形

端午の節句の飾りには、こいのぼりなどの「外飾り」と、鎧・兜・武者人形・馬や虎、若武者人形などを飾る「内飾り」があります。

端午の節句については、すでに奈良時代には宮中で行事が行われていたという記述があるそうです。鎌倉時代以降、武家の間から端午の節句が男児の成長や健康を祈る節句行事として広まりました。

武家中心の社会となった江戸時代には、邪気を避け魔物を祓う薬草、菖蒲(しょうぶ)が、尚武(=武道・武勇を重んじる)と同じ読みとなるため、
端午の節句は「尚武の節句」として祝われるようになりました。後継ぎとして生れた男の子が無事に成長することを祈り、家の繁栄を願う重要な行事となったのです。

武者人形が節句人形として登場するのは、同じく江戸初期頃からです。もともとは幕府の将軍家に男児が生まれたお祝いであり、そこから民間に広まっていったといわれています。

武者人形の中心は和漢の歴史人物や芝居に登場する勇ましい英雄や豪傑を人形化したものですが、特に人物を特定せず大将とその従者を形どったものも多くあります。

武者人形

武者人形
若殿人形

若殿人形
馬乗若殿大将

馬乗若殿大将
鎧・兜

鎧・兜

※生地の取り方により、柄の出方が画像と異なる場合があります。
※撮影環境やブラウザなどにより色調が若干異なります。

アクセス

京都市バス「千本出水」前
(JR二条駅からバスで約6分)
店舗北隣りにコインパーキング駐車場がございます